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2011年10月 アーカイブ

ミニマム指向のクルマづくり

今後多くの人たちから求められる価値観は、ある種の合理性を伴ったものだと考えてもいいでしょう。


合理性というと、とかくカサカサに乾いた無味無臭の物体を思い出しがちでしょうが、そうではありません。


・・・それは必要なものと不要なものをはっきり区別するということです。


ほとんど戦後に興ったといっていい日本のモータリゼーションは最近まで上級指向で貫かれてきました。


より大きく、より強く、より速いクルマをみんなが求めてきました。


それ自体とくに不思議なことではありません。


欲望とは常に上を向いているものであり、大なり小なり世界に共通したことでもあるからです。


しかし、日本は戦前と戦後の一時期の非常な貧しさからかなり一足飛びに豊かになったという状況に引きずられたのか・・・


モノに対する執着心、金こそすべてといった風潮が野火のように広がり、それはクルマ選びにも当然強く及んだという側面を見逃すわけにはいきません。


それにホンダ 中古車が増えたことも、そうしたことの要因のひとつでしょう。

猫も杓子もターボ化した時代・・・

日本はモータリゼーションの奥行きが浅く、クルマと生活との密着度は希薄でした。


そのため、勢い、その趣味嗜好は質のよさといった内面的な部分よ恢見かけの立派さ派手さを競う方向へと向かうことになったのでしょう。


それはボディ・サイズから始まって、エンジン排気量、カムシャフトの数、バルブの数・最高出力、最高速度、メーターやスイッチ類の多さ・・・


果てはオーディオのスピーカーとスイッチの数にまで及んでいます。


いったんターボが出れば猫も杓子もターボ化され、4WDが出ればすべてのモデルに4WDが追加されます。


それは、確かに日本自動車産業のエネルギーの強さの象徴だったと受け取ることもできますが・・・


中古車の情報を得るユーザーもメーカーも常軌を逸していました。


・・・まるで打ち出の小槌をふればクルマなんかいくらでもできるといった感じでした。


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