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2011年06月 アーカイブ

クルマへの夢

クルマが多くの人たちにとって特別なものであり続けるために、もっとも留意しなければならないことがあります。


1950年代までのような贅沢な芸術作品を作れと言っているわけではありません。


時代の流れがもはやそうした無駄を容易には許さない状況になっていることは、誰もが承知しています。


限られた資源をできるだけ持ちながらえさせなければならないことも、多くが共通してもつ暗黙の了解事項です。


・・・しかし、だからといって、クルマから夢が失われることがあってはなりません。


クルマから夢が失われたときは、クルマは電気冷蔵庫と同じものになってしまいます。


多くの人たちが、エンジンが完全に息の根を止めるまで1台のクルマを使い続けるようになったとき、自動車産業の未来はなくなります。


中古車情報市場も同じですね。


自動車産業がいつまでも活気をもち続けるためには、クルマに夢をもたせることしかないでしょう。


いつの世でもすぐれた実質と夢に対しては人はその代償を黙って支払ってきました。


・・・これからもこの性癖が大きく変わることはないでしょう。


ただ、"夢"の中身が今までと変わってゆくだろうことははっきりしています。


人々が自動車に興味を失いつつあるわけ

今までの夢には物理的な優劣がかなり大きな部分として占められていました。


例えばそれはボディが大きく、エンジンが強く、速度が速くといったところです。


しかし、今後はそうした物理的優位性より、自分との相性・・・


つまり、自分の日常の中でそのクルマがどんな役割を果たしてくれるか・・・。


また、自分の生活にどんな楽しみやプラスをもたらしてくれるか、といったことに目が強く向けられるのではないでしょうか。


中古車検索サイトなどで車を探している人も、このようなポイントに重点を置いている人が多いようですしね。


さて、「多くの人たちがクルマに興味を失いつつある」といった話題がメディアを賑わす昨今ですが私はそうは思っていません。


クルマの需要が真に飽和点に達するのは「1人に1台がゆき渡ったとき」とはよく言われることですが、これは真理だと思います。


とはいえ、増加する一方の人口を支える能力を地球がもっているかという点にさえ大きな疑問符がつくくらいですから・・・


世界の人口と同数のクルマが地球を埋めることは物理的にも不可能なことです。


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